新茶を楽しむ

 

92歳まで生きた祖母が

毎日欠かさずに飲んでいたのは

 

日本茶でした。

 

ついつい仕事でも

コーヒーを飲む機会が多いですが

やはり日本人には「お茶」。

 

最近では、

日本茶に含まれる

カテキンに「抗糖化作用」がある

と話題になり、

 

美肌効果はもちろん

LDLコレステロールの酸化も

防ぐことから

 

動脈硬化の心配のある方にも

注目されています。

 

今考えると祖母の健康は

この「日本茶」が

支えていたのかもしれませんね。

 

 

さて、

 

タイトルにありますように

いよいよ

「新茶」の時期になりましたね。

 

本日は新茶を通じて

「日本茶」の素晴らしさについて

ご紹介いたします。

 

 

 

そもそも「新茶」って何?

という方もいらっしゃるかもしれません。

 

「新茶」とは、その年の最初に

生育した新芽を摘み採って作った

お茶のことで

 

立春(2月4日)から数えて

八十八日前後に

茶摘みが盛んに行われます。

 

ちなみに

この八十八夜のお茶は

昔から縁起物とされ、

年の最初に摘まれた一番茶は

 

うま味の元である

アミノ酸のテアニンが

二番茶、三番茶よりも多く

含まれていますから

 

甘くて美味しいんです。

 

また、

お茶の有効成分として有名なのは

「ビタミンC」

お茶のビタミンCは熱に強く

 

熱湯で淹れても壊れにくいので

日本人の健康を支えてきました。

 

健康状態によっては

お茶を飲めない方もいらっしゃるので

医師に相談をオススメしますが

 

古くから「お茶」は

日本人に愛されてきたのです。

 

 

もともとは栄西という

平安時代末から鎌倉時代初頭に

活躍した禅僧が

 

中国から

茶の種を持ち帰って植え、

 

日本で栽培、製茶をはじめたことが

ルーツです。

 

最初は九州

そして京に上り建仁寺を開くとともに

明恵に種を譲ったと言われます。

 

当時は

お茶の薬効が重視されていました。

薬として考えられていたのですね。

 

カテキン、カフェイン、アミノ酸類、

ビタミンCなどを昔の日本人も

この「お茶」で摂取していました。

 

 

さてさて

 

次は、

 

健康にいい

お茶の淹れ方を紹介します。

 

お茶からカテキンをしっかり

抽出するには90℃程度の熱いお湯で

3〜4分、濃く淹れます。

 

苦いのですが、健康には

こちらがオススメです。

 

しかし、美味しさで考えると

 

やはり新茶の特徴は、

何といっても若葉の

「さわやかな香り」にありますので

 

煎茶なら70℃で2分半

アミノ酸の旨味成分を引き出し

甘みのある美味しさに仕上げます。

 

お茶も奥が深く

水や温度にこだわると

美味しさが変わってきます。

 

ここではお茶の淹れ方についても

少しご紹介します。

 

ちなみに熱湯を別の容器に移すと

約5〜10℃下がりますので

その方法を使って

様々な茶葉を楽しみましよう。

 

90℃〜100℃に適したお茶

■釜炒り茶

■番茶

■ほうじ茶

■玄米茶

■粉茶

 

70℃〜80℃に適したお茶

■煎茶

■深蒸し煎茶

■蒸し製玉緑茶

■茎茶

■抹茶

 

50℃〜60℃に適したお茶

■玉露

■かぶせ茶

 

熱湯から別の容器に移して

自分の飲みたい茶葉を

適した温度で調整して

お楽しみください。

 

最後の一滴まで注ぎきることを

オススメします。

新茶の季節を味わいましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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