肥後象嵌

2010年9月1日(水)〜6日(月)
福岡県の大丸福岡天神店本館8階催場にて

九州新幹線全線開通プレ・イベント
三市連携・伝統的工芸品の集い[福岡市・熊本市・鹿児島市]が開催。

さっそく行って来ました。

会場には芸術的な作品が多数展示。

私の個展で出会った肥後象嵌職人の
稲田 憲太郎さんも参加され実演を見学させていただきました。

初めて制作現場を見て感動しました。

稲田さんは肥後金工師・菊川輝夫先生から
肥後金工の技術を学ばれています。

稲田さんの素敵な作品。
九州新幹線全線開通をイメージして
龍が登る雲の形が福岡、熊本、鹿児島の地図になっています。

鉄生地に下絵を描きます。

下絵の上からタガネで布目を切ります。

均等に打ち込む技術は
長い修行によってできるもの。

布目を切ることで下地をケンザン状にして
そこに金を打ち込みます。

これから錆出し液を塗り錆を出し
お茶(タンニン)で煮出し錆止めし仕上げると

肥後鐔のような黒い鉄に金の象嵌が表現されます。

まさに職人の技術。
歴史と伝統の技なのです。

真剣に制作する稲田さん。
伝統の技を継承していくアーティストさんがいるからこそ
文化は残っていくのだと思います。

本当に今後も楽しみです。
稲田さん今後も宜しくお願いいたします。

そして、

この日の夜は
お客様と飲み会。

春吉の「若尾」という家庭的で美味しいお店。
温かいお母さんの手料理と美味しいお酒。

博多の飲み会の締めは「ラーメン」が定番ですが、
30歳を過ぎますと、あっさりしたものが食べたくなりまして・・・

本日は若尾さんの「うどん」を食べました。
麺が細麺で最高に美味しい「うどん」でした。

若尾のお母さん!本当にありがとうございました!
とっても美味しかったです。

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武士道