不動智神妙録5

本日も沢庵和尚(たくあんおしょう)が

柳生宗矩(やぎゅうむねのり)に書いた

不動知神妙録から学びます。

 

本日のテーマは「理を支える技、技を生かす理」。

 

 

理の修行、事(わざ)の修行ということがあります。

理とは、ゆきつく所にいけば、何にもとらわれないということで、

無心になる修行をいいます。

 

ところが、どれほど理の修行を積んでも、事の修行をしなければ、

手も身体も思うように働かすことができません。

 

事の修行とは、兵法で言えば5つの身の構えなど、

さまざまに習う、技術の修行。

 

どれほど理がわかっていても、

身を自由に動かせる技術がなければ意味がありません。

 

反対に、太刀の扱いがどんなに上手でも、

理の行きつく所を知らなくては、技を生かすことが

できないのです。

 

事と理、それは「車の両輪」のように2つそろっていなくては

役に立たないものなのです。

 

 

昔の武士が「文武両道」で、技の稽古だけでなく、

書や禅、兵法を学んだのも

「理を支える技、技を生かす理」のためだと思います。

 

沢庵和尚が柳生宗矩に剣禅一如を説いた

この「不動智神妙録」。

 

仏法を通して剣を説き、さらに剣に生きる姿勢を説くなかで、

人が人として生きるにはどうすべきか

そんな知恵が溢れたこの書。

 

今後も多くのことを学び、人生に役立てましょう。

 

多忙な現代人が、

安心立命して雄々しく生きる

叡智がここに詰まった本。

詳しくはコチラ

↓  ↓  ↓

 

参考:不動智神妙録 沢庵宗彭

沢庵 沢庵 不動智神妙録 池田論訳

 

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