柳川伝承さげもん作品展 2014

 

平成26年(2014)

11月28日(金)から

12月6日(土)まで

福岡県飯塚市幸袋296-1

旧伊藤伝右衛門邸横

「ギャラリー幸袋」にて

 

「柳川伝承さげもん作品展」が

開催されています。

 

 

博多居合研究会の和田さんの

お姉様が、

柳川伝承まり・さげもん作品展の

一員として制作されており、

情報を頂きまして見学させて

いただきました。

 

 

九州・柳川地方のひな壇には、

必ずといっていいほど添えられている

吊るし飾りが「さげもん」です。

 

女の子の初節句にはひな壇の

まわりにたくさんの「さげもん」を飾って

お祝いをいたします。

 

 

江戸時代末期、殿中の腰元たちが

着物の端切れを使って、

琴の爪などを入れる袋ものとして

いろいろな形で作っていたものを

吊り下げて飾るようになったのが

始まりだという説がありますが、

 

女の子が生まれた時、祖母や母親、隣人、

知人が着物の端切れを利用して

 

「この子が一生幸せでありますように」と

願いながら、一針一針縫い上げた

 

縁起の良い鶴、うさぎ、宝袋などの

縫いぐるみと鮮やかな七色の糸で

巻いた柳川地方伝統のまりを組み合わせて

作られるようになりました。

 

 

人生50年といわれていた江戸時代、

初節句の女の子の健やかな成長を願い、

一歳でも長生きして欲しいとの思いから、

 

直径約40cmの竹の輪に、

小まり24個と縫いぐるみ25個を

交互に7個飾ったものを7本、

中央に大まりを2個の合計51個で

構成されるようになったそうです。

 

 

赤や紫といった祝い基調に作り、

赤は魔除けの意味もあります。

また、「さげもん」は一つの

小宇宙を表しており上段は空中、

下段には地にあるものが基本で、

演技や諺などにまつわる意味も含めて、

吊るす順番が決まっています。

竹の輪や紐の部分に和紙で作った桜の花を

飾っているのが特徴です。

 

 

柳川まりとお細工ものとの組み合わせで

50年以上の歴史を持つ伝統工芸です。

その作り方は現在、

柳川まり保存会と柳川伝承まり・

さげもん研究会のみで継承されています。

柳川でもあまり見ない伝承さげもんを

この機会にぜひご覧ください。

 

関係者の皆様に心より感謝いたします。

 

資料:柳川伝承まり・さげもん研究会サイトより

公式サイトはコチラ

 

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