座右の銘(武士の言葉その9)

この危急の時にあたり、

「人」より大切なものはなし。

「来る者」拒まず、「去る人」追わず。

直江兼続

昨年大ヒットした経営学「ドラッカー理論」。

 

あのドラッカーよりも数百年前、

同じことを言っていた一人の武士。

 

それが「直江兼続(なおえかねつぐ)」です。

 

当時、

関ヶ原で家康に反抗した上杉家は、

会津 150 万石から

米沢  20 万石に減封し、危機に陥りました。

 

この言葉は、

そんな大ピンチに直面した時、

上杉家の家老だった兼続が言った言葉。

 

今でいうなら企業の業績悪化で

リストラをしなければならないような

最悪の状態に

 

兼続はリストラをせず、

貧しさを分け合い、一致団結して

米沢藩を復活へ導きました。

 

まさに「ドラッカー」が言っている

企業にとっての最大の資産は「人」であり、

いかに「人の強みを活かすか」を、

上に立つ人間は考えなければならない。

と言う考え方そのもの。

 

その発想は、

江戸中期に再び、米沢に危機が訪れた時も

上杉鷹山が受け継ぎ、乗り越えたと言われています。

 

「人より大切なものはなし」という兼続の発想こそ

現在の日本企業に必要だと思いました。

 

兼続の言葉から「生きる知恵」を学びましょう。

 

直江兼続像(米沢市上杉博物館蔵)Wikipedia参照

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