肥後古流 茶会(早稲田大学校友会熊本県支部年次総会)


 

2012年4月14日(土)

熊本全日空ホテルニュースカイにて

早稲田大学校友会熊本県支部年次総会での

肥後古流 茶会が開催されました。

 

 

利休の流儀をそのまま伝える肥後古流。

 

細川三斎(細川忠興)公が、利休居士から変えることのない

「古風の茶の湯」を伝えることを命じ、

現在まで伝わっている伝統文化です。

 

 

会場に飾られた

細川護煕さんの書には「染不」の文字。

 

流行に染まることなく

利休から変えることのない「古風の茶の湯」を

伝えるという

細川三斎(細川忠興)公の想いが

受け継がれています。

 

 

肥後古流(白水会)の小堀宗家。

 

茶の湯が数百年にもわたって

肥後・熊本に根付いてきたのは、

茶の湯が可能にする「直心(じきしん)の交わり」、

つまり「心と心の交流」が

私達になくてはならないものだから

だと思います。

 

 

東日本大震災以降、

日本では「絆」という言葉が

注目されています。

 

まさに、この「絆」を気づかせてくれる

 

人の心と心を深い交わりと固い結びつきへと導くものが、

肥後古流の「茶の湯」の中にあると感じました。

 

 

熊本には素晴らしい伝統文化がたくさんあります。

この肥後古流もそのひとつ。

 

それは、

現在進行形で伝統を続けていらっしゃる方々の

情熱によって守られているのだなと感じました。

 

 

今回の茶杓(ちゃしゃく)は、

利休作の黒鶴茶杓を

細川三斎(細川忠興)公が写し、

それを

小堀家三代の長順が写した茶杓と、

細川重堅公から拝領した茶碗。

 

 

熱心に資料を読んで学ばれる方もいらっしゃいました。

茶の湯を学ぶということは、

「日本」を総合的に学ぶことなのですね。

 

 

歴史、文化を学びながら、心を学びながら

受け継がれていく「肥後古流」の美学。

 

熊本の皆様にも

全国の茶道を学ぶ皆様にも

「肥後古流」の素晴らしさを知ってもらいたいと

感じる1日でした。

 

小堀宗家

肥後古流(白水会)の皆様に

心より感謝いたします。

 

 

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